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隠れ貧困 荻原博子

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「下流老人」という言葉をご存知でしょうか?

私は、実際には会ったことはありませんが、NHKの番組を通じて知りました。

最近では、団塊ジュニア世代で、「隠れ貧困」が見え隠れしているといいます。

それではなぜ、「下流老人」や「隠れ貧困」が頻発して来ているのでしょうか?

それは、長く生きれるようになったからです。

なぜなら、長く生きれるようになった事によって、今までの働き方だけではお金が続かず、生きて行く期間の生活を維持していくことに対応していないからです。

従って、サラリーマンだけには依存しない、仕事の多様化が必要です。それによって、多くの仕事に従事することによって、永続的に仕事が進められ、老後においても行き詰まりがなくなります。

隠れ貧困 荻原博子さんの本では、「住宅ローン」、「教育費用」、「老後費用」を人生においての3大ハードルを掲げています。

それに対して、どう乗り越えていくのかの方法が書かれていますが、今の働き方で、現状の年収ベースで、これから先何も変わらない事を前提に、貯蓄に胆力しましょうと言っています。

しかし、そんな生き方が楽しいでしょうか?モチベーションが上がるでしょうか?

仕事の仕方を変えずして、貯蓄だけに胆力しましょうと言われても、生きる楽しみ、モチベーションが沸かないことは目に見えているのに、それを評論した所で、現実を捉えているようで、実は現実的ではないと思うのです。

一方で、アメリカ人は、今を楽しむ生き方をします。お金を使う事を好みます。日本人は、今を楽しむ事を先送りして、貯金を優先して、後で楽しむ生き方をしています。

それは、単に、お金に対して計画性がないということではなく、今を楽しむ事を優先的にやることで、モチベーションを上げて、心や身体づくりの健全化を図り、自分のパフォーマンスを最大化して、自分に投資していると言えます。

アメリカ人はチャレンジを好み、それによって結果がついて来るようになって、Google、facebook、アップル、アマゾンのような今までにない優良企業が誕生している現実があるのではないでしょうか?

従って、今の働き方ベースで将来の事を考えても、我慢が強いられるつまらない人生になるばかりです。

それよりも、リスクを負うことはあっても、今出来る事に徹底してチャレンジをして、永続的に仕事が出来る仕組み作りを自分自身で開拓していく事が必要なのではないでしょうか?

結果的にそれが楽しい人生を繰り広げる事になり、お金にならないリスクもありますが、その行動から得た能力は、確実に自分の財産として残るので、心と身体が健全であれば、ムダになることはないはずです。

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大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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