トレーシー・アロウェイ ロス・アロウェイ【脳のワーキングメモリを鍛える! 】
今まで、仕事や趣味などを通じて、ワーキングメモリ(作業記憶)が悪く、もっと脳力が高くなれたらいいなと思った事がないでしょうか?
それでは、ワーキングメモリを強化するためには、何をやったらいいのでしょうか?
それは、野性に準じた生活をすることです。
なぜなら、野性に準じた生活をすることによって、脳の情報過多から開放され、運動することによって、前頭前皮質が活性化し、良好な睡眠によって、脳が明晰な状態を保てるからです。
例えば、脳の情報過多については、我々は玉石混交の情報化社会にさらされており、常に情報が飛び交う中、日々ワーキングメモリを使って生活をしています。その典型的な例がスマホやテレビなどを通じて、マスメディアにより受動的な生活にさらされるケースです。
それに開放されるためには、スマホやテレビの電源を極力切り、受動的な生活から抜け出し、能動的な生活に切り替える必要があります。それによって、情報過多から抜け出すことが出来、余計な情報取り除くことによって脳の負荷が減り、ワーキングメモリの本来の力が戻って来きます。
運動については、ランニングをすることによって、脳の認知機能の中枢である前頭前皮質が活性化するために、ワーキングメモリを鍛える事が出来ます。その理由は、ランニングをすることによって、脳への血流を良くし、ヘモグロビンの量を著しく上昇させることが出来るためです。
ポイントは、脳トレに有効的な有酸素運動ではなく、ランニングをする事ですが、ランニングは、ウォーキングほど速度が安定したおらず、なかなか先の予測が立てられない上、スピードや走り方の変化に常に意識を向けなければならないため、ワーキングメモリが稼働し、前頭前皮質が活性化したと考えられています。
最後に、睡眠については、朝はしっかりと決められた時間に起きて、夜も決められた時間に寝ることです。成人は、7〜9時間が必要な睡眠時間であると言われています。
ワーキングメモリのもっとも重要な機能のひとつは、海馬に蓄積されている情報に素早くアクセスすることです。ワーキングメモリと海馬を結びつけるには、睡眠が欠かせず、しっかりと睡眠を取ることで、ワーキングメモリは集中力維持に貢献出来るようになり、はじめてポテンシャルを発揮出来ます。
従って、玉石混交の情報に飲み込まれないこと、適度な運動すること、しっかりとした睡眠をとること、一昔前までは当たり前であった野生に準じた生活をしていくことが、脳の健全化を図る事が出来、本来持っているワーキングメモリのパフォーマンスを発揮することが出来ます。
ぜひ、今の視点とは違った、俯瞰した視点で自分を見つめ直す事で、本来の自分の実力を取り戻せると思いますので、ぜひ一度考える機会を設けてみては如何でしょうか?
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大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。