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ポルシェボクスターGTS【PCCBの付き合い方】

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PCCBについて色々と懸念事項が叫ばれているので、私なりに情報集めて、どのように使って行けばいいか方向性が出たので投稿します。

サーキット走行を含め、ブレーキが過負荷になる状況においては、摩耗は増大する。
クラックによるクレームは、ポルシェセンター横浜青葉の見解では、今までの実績では1件しか出ていない。

また、保証期間内であれば、サーキット走行でクラックが入ってしまった場合でも保証の対象となる。
それは、サーキット走行も視野に入れたブレーキシステムであるため。
しかし、ローター摩耗の使用限度を超えてしまっていてクラックが発生した場合には、保証の対象外となる。

従って、クルマを買って、保証期間の2〜3年くらいは、さほど神経質になる必要はない。
しかし、サーキット走行を視野に入れたクルマの使い方をする場合には、通常のスチールローターと同様、消耗品扱いとして捉える必要がある。

それに伴う予算が厳しい場合には、スチールローター&パットに交換した上で、サーキット走行を楽しむ方が、ランニングコストが抑えられる利点がある。

しかし、あるショップさんでは、PFCローター及びPAGIDパットのセットが62万からのようなので、セラミックローターほど費用はかからないが、それなりのメンテナンス費用は必要になる。

よって、通常の考え方と同じように、走りの強弱に応じたメンテナンスをしなければならないと言うことですので、PCCBだから特殊な使い方をしなければならない事はないと言えると思います。
あえて特殊なのは、ローターの費用だけでしょうか。

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大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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