オーストリッチ 毛ばたき【悩みを解消してくれる毛ばたきの必要性とは?】
クルマのボディーは、コーティングをしたりワックスをかけて、表面粗度が平滑になればなるほど、魅力的な光沢を持たす事が出来ます。
特に趣味的なクルマは、購入前にディーラーで推奨しているコーティングを施してから納車するケースが多く、施工後は水洗いだけで十分汚れが落ちるので、仕上がりが綺麗且つ短時間で洗車が終えられるたびに、コーティングのメリットを感じます。
しかし、短所もあります。
それは、表面粗度が平滑になればなるほど、表面の有効接触面積が増えるので、ボディーの静電気と相まって埃や砂が付着しやすくなります。
洗車をした後に屋内の駐車場に長期間停めておいたり、あるいは外から走って返って来てからのボディーの表面は、すぐに埃や砂で汚れてしまいます。
そこで、セーム皮でボディーを拭いたり、または拭きたいけど、拭いたら引っかき傷の原因になるので、汚れが気になるけど、次回の洗車の時まで我慢するケースが多いだろうと思います。
しかし、このような埃や砂など吸い落としてくれる優れ物があります。
それは、オーストリッチの毛ばたきです。
私は、以前NSXで使っていたカバーライトのカバーをboxsterにも使ってみました。
車両のサイズが全高以外はほぼ同じなので、兼用で使えるのですが、古いせいもあって、カバーを取ったあとのクルマのボディーの表面が埃だらけになってしまいました。
しかも、オープンなので、幌にも埃がこびりついてしまい、洗車後ということもあって、埃を払い落とすようにしてモップを使ってやってみました。
前述したとおり、セーム皮で拭き落とすと引っかき傷の原因になるので、モップを選びました。
しかし、モップだとさらにボディーに帯びている静電気によって、埃を吸い付けてしまい、モップの埃までもがボディーに付着してしまいました。。
さらに、そのモップに付属していた静電気防止用のモップオイルを塗布して使ってみたら、さらに不用意にそのオイルがボディーに付着してしまい、ムダに拭き取らなければならない作業へと拡大して行きました。。。
拭き取りを回避するつもりでモップを買ったのに本末転倒です。
ちなみに、使用したモップは、SOFT99製の商品でした。
そこで、出来るだけ引きずらないで、綺麗に埃が拭き取れないものがないか調べた所、オーストリッチの毛ばたきが有効的で有ることを知りましたので、速試して見ることにしました。
このオーストリッチの毛ばたきは、静電気の放電性が良いため、国内外の自動車工場の塗装ラインでも使われているそうです。
また、塗装前の車体の埃を徹底的に除去する除塵装置は、直径60cmほどの大きなオーストリッチ毛ばたきが組付けられているそうです。
使ってみるとウソのように、これまでの埃が吸い取れて、ボディーを引っかくことを心配せずに行えるし、使っている時が非常に楽しくなるので、永続的に使える愛車のツールになることを認識しました。
屋内保管での埃や砂を取りたい、洗車後クルマを走らせて、帰って来て埃や砂だけ取りたい、またはカバーを使っていて、カバーの内側の表皮が汚れないようにしたいので、かける前に埃や砂を取りたいという方には非常に有効的なツールとなること間違いありません。
【オーストリッチ毛ばたき】
【付属のケースに入れてトランク収納して常備】
【古いカバーにより付着した埃】
【オーストリッチ毛ばたきによって吸い取った後の表面】
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大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。