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ポルシェ【PCCB交換用スチールローターについて】

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以前のブログで、PCCBの付き合い方について書きました。
その時、結論が今ひとつでしたので、ここで改めて書きたいと思います。
 
今得られている結論として・・・
  • 価格が高いが、公道で走っている限りはほぼ無交換で済み、ストッピングパワーが非常に高い。
 
  • 高温でローターの攻撃性が非常に高いサーキットで使う場合は、耐摩耗性が非常に悪いために交換頻度が多いこと考えると、スチールローターの方がコスパが高い。
 
従って、私も含めて、サーキットも走りたいという人にとっては、
ローターをスチールに交換したい所でしたが、中々見当たりませんでした。
 
そこ今回、PCCB交換用スチールローターの情報を入手したので、シェアさせて頂きます。
  
PFC JAPANから直接情報を頂きました。
以下引用です。
   
981ボクスターGTS PCCB用のスチールローターキットは通常ラインナップにはありませんが、ワンオフで製作実例がございます。
フロント 206,200円 / リア 306,000円 共に税別です
製作に1か月ほど頂戴します。
 
ブレーキパッドはフロントは991カレラS(スチール)用、リアは996GT3(スチール)用の形状を使用します。
PCCB用のブレーキパッドはスチールローターには使用できません。
 
また、ご存知の方も多いと思いますが、SUNRISE BLVDでも取り扱っているので、問い合わせて見たところ、以下回答を頂きました。
以下引用です。
 
PFC前後ローターキット+パジットRS29ブレーキパッド 概算工賃含まず ¥620,000〜
との回答でした。
 
そもそも相見積が取れず、サンライズさんのスチールローター62万円が高いと思っていたので、直接問い合わせをしましたが、実際の所はパッドを含めて考えると、大きくは変わらなそうです。
しかし、200万円が60万円ちょっとと1/3程度で済むのですから、維持を考えると非常に嬉しい話です。

ちなみに、標準のブレーキの場合、
フロント 138,000円+税 / リヤ 110,000円+税 とPCCB用スチールローターに対して1/2程度の価格なので、もっとバリバリサーキットを走るなら、キャリパーも標準にしてしまった方が、よりコスパは高いかも知れません。

しかし、見た目も重要なので、PCCBのキャリパーを使いつつ、スチールローター化が最もいい選択ではないかと私は考えます。
 
981 ボクスター/ケイマンでPCCB装着車のクルマは、あまり出回っていませんが、装着しているクルマでサーキットを走る事を考えていて、スチールローターの交換を検討している方がいらしたら参考にしてみて下さい。

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大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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