ソニーアクションカムFDR-X3000【車の撮影が容易に出来るアクションカム】
最近、アクションカメラという言葉を聞くようになりました。
これは非常にコンパクトで、何をする時でも身体に装着出来るので、あらゆるセチュエーションに特化したカメラです。
今では携帯にカメラが内蔵されているのが当たり前の時代ですが、i-phone7でも4K相当の画像が取れてしまうため、使う前はアクションカメラのメリットに実感が持てなかったので、必要性を感じていませんでした。
それではなぜアクションカメラを使うのでしょうか?
それは、より実体験に近い状態を映像に収める事が出来るからです。
その実体験に近い状態の再現性を可能にした大きな要素があります。
- カメラの重量が100g程度の軽量、小型設計のため、身体に装着が容易である事。
- アクション相応の圧倒的に強いブレ補正を兼ね備えている事。
- 内蔵マイクに風防対策が兼ね備わっている事。
- 4K相当で広角撮影が可能で、フレームレート30fpsを兼ね備えている事。
- 携帯アプリ、ライブビューリモコンにより、収録中に遠隔で動画が確認出来る事。
私は、アクションカム、ソニーのFDR-X3000を実際に使ってみました。
買うきっかけになったのは、クルマの動画撮影に使うためのアクセサリが豊富な事でした。
小型設計であっても、それに対応したマウントアクセサリがないと、撮りたい場所にカメラを設置する事が出来ないので、意のままに動画を撮影る事が出来ません。
また、マウントアクセサリは、色んな場所に対出来るように、いくつかバリエーションがあった方が、意のままに撮影しやすくなります。
ブレ補正は、以前携帯のカメラを使って車載動画を撮った際に、非常にブレが大きく、この機能は絶対に欲しいところでした。
広角レンズでなくて、2車線の高速道路での撮影だったので、並走車のアクリル素材を使ったバイザーだったので、走
行風に打たれてそれによってブレが酷くなっていた可能性は多大ですが、広角レンズとしっかりとしたマウントを使う事で、設置場所の自由度が増えるので、今となっては、さほどブレ補正に頼らなくても、それなりに撮影出来てしまうとは思います。
しかしながら、レンズのマウンティングにスタビライザーが兼ね備わっているのは、あらゆるセチュエーションでクオリティーの高い動画撮影が出来るので、アクションカメラとして必須の装備になることは間違いありません。
マイクロフォンは、特に車載動画を撮る場合、風を伴うので、風切音対策が必須になります。その対策が出来ていないと、せっかく撮影しているのに、風切音しかマイクロフォンに入力されず、せっかくのエンジン音や排気音が聞き取りにくい動画になってしまいます。
ソニーのアクションカムは、内蔵マイクにも風防機能がついていますが、それだけでは、オープンカーにおいての風切音対策は足りません。
そこで、マイクロフォンの外部入力端子があるので、Bluetoothのマイクロフォンを使って、風切音に対応させる事にしました。
これによって、Bluetoothなので、マイクは風が入らない所に設置が出来るので、車内から聞こえるエンジン音や排気音が収録出来ます。
※車内のシートベルトに付けてマイクロフォンを使った状態で撮影。
※カメラは、下記の写真と同じ位置で撮影。(誤って、内蔵マイクでそのまま収録してしまい、風切音が酷く音が撮れておらず、使い物にならなかったため。)
また、ダイレクトに外の音を収録したい場合は、ウインドジャマーを使って対応することで、風切音が対策出来ます。
画面がブレているのは、モーターバイブレーションアブソーバーを付けていたためです。クルマの車載の撮影には必要なさそうです。
収録した動画のクオリティーですが、広角撮影、解像度3840✕2160、フレームレート30fpsありますので、facebook、youtubeにアップロードしても今々のクオリティーで配信することが出来ます。
フレームレート30fpsは、地上波デジタル放送相当のレートです。
ただし、クルマの走行シーンを撮る場合、30fpsでは足りなそうです。
その場合、多少解像度が落ちますが、解像度1280✕720、フレームレート240fps
または、解像度1920✕1080、フレームレート120fpsまでハイスピード撮影が出来ます。
そもそも、1920✕1080でも十分高画質ですから、240fpsまで上げても標準的な画質が撮れてしまいますので、フレームレートは上げた方が良さそうです。
以上から、クルマの動画撮影には、アクションカムは必須ではないかと考えます。また、撮影の楽しさ、奥の深さ、難しさを学ぶ事が出来るので、新たなクルマの楽しみ方として、アクションカムを使って見ては如何でしょうか?
以下、今回作成した動画です。
Categories
大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。
One thought on “ソニーアクションカムFDR-X3000【車の撮影が容易に出来るアクションカム】” Leave a comment ›