ポルシェ ボクスター GTS type 981【いつも気になるホイールオフセット】

どんなクルマに乗っていても、クルマが好きな人は、ホイールセットが気になるものです。
私もその一人で、散々オフセットには、試行錯誤を重ねて来ました。
今まで、触らなかった事は一度も無いくらいです。
そこで今回は、私の今のマイカーポルシェ981 Boxster GTSのホイールオフセットの調整をしました。
メーカーや車種により、様々な調整代が紹介されていて、何mmを選べば良いのか非常に悩む所です。
さらに、ノーマル車高、車高調を入れた時、さらにキャンバー調整をした場合等、同じクルマであっても、足廻りのセッティングによっても、最適なホイールオフセットは異なります。
従って、何度か試行錯誤を繰り返さないと、納得の行くオフセットを選定出来ないのが現状だと思いますので、ここで私の実例について紹介をしたいと思います。
【今回使ったアフターパーツ】
- ホイールスペーサ iiD 鍛造 10mm 2枚 12500円
- 協永産業ログナット 首下37 mm 10本 777円/本
結果として、フロントのオフセットは気に入っているので、そのバランスとアンマッチが生じないレベルに調整出来ました。
【調整後】
【調整前】
サンライズさんにも問い合わせをしましたが、スポーツシャシー装着車の場合、10mmまたは13mmが最適であると回答を頂きましたが、まさに的中でした。
10mmでもの足りないと思う人は、13mmを選択するのが良いかと思います。
さらに、車高調やキャンバーを付ける場合には、15mmを選定するか、ホイールその物を変えて、オフセットを合わせていくのがいいと思います。
話は変わりますが、タイヤ・ホイールを外したので、ブレーキ廻りを確認しましたが、
走行18000キロ走行したローターとは思えないほど、摩耗していません。
先日、718ケイマンを代車で借りましたが、スチールローターの場合、走行距離8000キロ程度でも、外経に段差が出来るくらいの摩耗が出ます。
しかし、倍以上走行をしていても、セラミックローターは、まったく摩耗していない事に驚かされます。
さらに、タイヤ・ホイールを外す際、いつも軍手を使わなくては、ブレーキダストで手が真っ黒になってしまいますが、まったくダストが出ておらず、素手で作業をしていても、手がほとんど黒くなりません。
ホイールの塗装を痛めませんし、さらに作業性、清掃も軽度で済むので、これほど素晴らしいブレーキはない事を改めて感じました。
ホイール裏も黒くなっていないのが分かります。
さらに、カレラSホイールは、made in germanyのBBS、ホイールサイズは、9.5J✕20 ET45であることが分かりました。
タイヤ・ホイールを脱着するだけでも、過去のクルマと相対比較で観る事が出来るので、色んな事が分かって楽しいものです。
ぜひ、機会が有りましたら、自分のクルマの足廻りを眺めて観ることをオススメしたいと思います。
大林 寿行 View All
自動車部品メーカー2社を経て、現在、国内自動車メーカーのエンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」や「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆ではなく、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「ジャーナリストへの道」のFacebook page、ブログを立ち上げ、執筆に向けて記事を更新中。成長社会から成熟社会的へ変わる中、社会的な悩みにフォーカスし、読書や実体験を通じて問題解決に至るテーマとコンテンツ、自ら仕事を開拓出来るような道筋を配信。心と身体の健全化を図り、誰もが本当の自分と幸せを手に入れられる時代のきっかけづくりを目指す。