By | 2018年4月22日
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なぜウインドディフレクターは、風の巻き込みに効くのかご存じでしょうか?

オープンカーに詳しい方は、そんな当たり前の事聞くなよって言われる方もいらっしゃると思います。

それは、走行風によって吹き替えした風をキャビンへの入り込みを抑えるためです。

それでは、キャビンの入り込みを抑えるなら、アクリルのディフレクターで十分なはずですが、車種によって網のディフリクターがあるのはなぜでしょうか?

それは、ディフレクター上部から入って来る走行風と網から入る走行風の流速差を設ける事で気圧の差を作り、風を上部へ逃がす事が出来、キャビンの巻き込みを抑える事が出来るために設けられています。

一般的に抵抗を受けて流速が下がった走行風は、気圧が高くなります。

また、走行風は、気圧が高い空気から気圧の低い空気へ流れていくので、この原理を網のディフレクターは作り上げて、後ろから入り込む走行風の巻き込みを上部に逃がして、キャビンへの巻き込み抑えるという訳です。

これらは、一般的な話で、どんなオープンカーでも装着されています。

しかし、ディフレクターがついていても、風の巻き込みが多いクルマが有ったりします。

人によっては、オープンカーに乗っていて、風の巻き込みを気にするならクーペに乗れとか、風を受けながら乗るのが、オープンカーの楽しみ方だとか、生粋のオープン乗りの方からは、このような厳しい意見を聞くことがあります。

もちろんおっしゃる事は分かっているつもりです。

しかし、私は、何台かオープンカーを乗り継いでいるので、どうしても車種ごとで室内空間について、相対的に見てしまうのです。

特に、NCロードスターは、真冬の宮城の蔵王でもオープンドライブ出来る程の快適空間を保ちながら、オープンドライブをする事が可能で、巻き込みが非常に少なく、車内が暖かく快適なクルマです。

リヤのディフレクターは、プラスチックの板に千鳥パターンで穴が開けられていて、ディフレクターの汚れを配慮した先進設計になっています。

そして、腰下を温めるために、インパネ中央に下向きのエアコンダクトがついており、首を冷やす事無く、気密性の高いオープンドライブを可能にしています。

300万円で買えるこういったオープンカーを知っているからこそ、車内空間の快適性の要求が必然的に高くなる理由です。

そこで、少しでも真冬のオープンドライブを快適に保てるように、風の巻き込みを少しでも抑えて、気密性の高い快適空間を作り上げないかと思い、Aピラー上部のガーニーフラップを考え出しました。

これは、クルマの前方から受ける走行風をガーニーフラップに積極的に当てて跳ね上げ、流速を下げて、キャビン上部に負圧を作り出しています。

それによって、キャビンとの圧力差が生まれ、気圧の高いキャビンの空気を上部に吸わせる着想に基づき装着をしました。

これは、既にメルセデスからも可動式のAピラーのディフレクター装着のクルマが出ています。

これとの違いは、ただ単に走行風を跳ね上げるか、網のディフレクターと同じ考えで、積極的に走行風を上部に跳ね上げるかの違いがあります。

効果は、積極的に走行風を上に跳ね上げる事が出来るメルセデスの方式の方が高いと考えられますが、もう少し簡単且つ低コストで出来る対策はないかという事で、ガーニーフラップをAピラーに採用しました。

という事で、今回、YouTube でアップさせて頂いた仕様に落ち着来ました。

何もついていない状態と比較をすれば、巻き込みの違いは誰でも体感出来る程違いがあります。

しかし、真冬のオープンドライブを凌げるかどうかは、まだ分かりません。

NCロードスターは、もっと巻き込みが少なく、外気温との差が有ったように思いますので、Aピラーから風の跳ね上げをますます促進出来るような、外観を少しでもスポイルしない仕様の物が作り出せたらいいなと考えています。

既にアイディアをお持ちの方は、ぜひシェアしちゃって下さい!!

以下、関連動画ですので、興味が有りましたら、ぜひご覧下さい。

【純正とアクリルの巻き込み比較】

【ウインドディフレクターの働きと風の巻き込みについて】

【風の巻き込みを抑えるガーニーフラップの紹介】

【ガーニーフラップ有無の風の巻き込み比較】

【原理】

【プロトタイプ】

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【2世代目】

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【ガーニーフラップ仕様】

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【取り外し仕様】

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