スーリア サブラマニアン 【著名人の名前を装った詐欺について】
皆様もFacebookである著名人と友達になり、メッセンジャーからメール交換が始まり、キャシュを振り込もうか悩んだご経験があるのではないでしょうか?
それは、第三者からの情報を得る事で、明確に振り込んではならない事が判断出来ます。
なぜなら、それは特別な事ではなく、同じ被害に遭いそうな人が必ずいるからです。
送金をする際、インボイスの提示と送金目的を担当者から聞かれます。
そうすると必ず、同じような案件で、送金依頼が来ているはずなので、担当者から国際的な詐欺の疑いがあるので、かなりリスクの高い送金になりますと言われます。
具体的に私の事例を話ますと、PayForexというネットから資金が移動出来る管理会社を使おうとしました。
送金予定額は、18000USD 。一度に送金出来る金額は、8200USD(約100万円)までで、その場合は、電話窓口より相談をする必要が有りました。
そこで、担当者から電話を受けて、インボイスの提示と送金目的を教えて下さいと言われました。
インボイスの取り寄せは、ドバイにあるEmirates NBD銀行へ振り込む予定になっていたので、カスタマーケアサービスへ問い合わせをしました。
数日して、メールでインボイスが届きましたが、そのインボイスをPayForexへ提示すると、銀行からの請求で、直接振り込むはずなのに、なぜか預金口座が個人名のようだと言われました。
また、送金目的は、口座がEmirates NBD銀行に有り、それを日本の銀行に移管する目的ですと告げました。
そうすると、担当者は、遺産の送金を装った詐欺が多発しており、インボイスを確認させて頂くと、銀行に直接振り込むはずなのに、口座名義が個人名になっており、詐欺の可能性があると言われました。
これが大きなきっかけとなり、送金を止める事が出来ました。
ドバイからの遺産の送金を巡る詐欺は、Googleで調べてみるといくらか事例を確認する事が出来ます。
口座名義を変えるために、弁護士に管理手数料を払うよう請求される事例を確認 する事が出来ます。
弁護士に管理手数料を払う時、預金口座から立替て欲しいと伝えて、法律の定めによりそれは出来ないという回答から、ほとんどの場合、詐欺である可能性があると判断して、回避されている事例ですが、私の場合は、管理費用を払わずとも次のステップに漕ぎ着ける事が出来、30億円入っているインターネットバンキングのアカウントを得る所まで、入り込みました。
今回のように、インターネットバンキングのアカウントに入らせて、リアルに30億円入っている事を見せつける事によって、送金させる手口までに進んでいる現状がある事を確認出来ました。
ちなみに、このインターネットバンキングから送金するためには、administrative code(管理コード)が必要になります。
そのコードを聞き出すために、18000USD必要になると要求され、送金を試みようとしました。
今は、インターネットバンキングへアクセス出来なくなりましたが、このバンキング自体が架空の物なのか本当の物だったのか、明確に出来なかったのが、少し心残りではありますが、18000USDと引き換えにするのは、非常にもったいないですし、一旦海外へ送金してしまうと、取り返す事が出来ないと言います。
そう考えると、第三者のPayForexの担当者の意見が、送金の判断するか否かの判断付ける事となり、私は詐欺に巻き込まれずに済みました。
金額が大きく、人間の欲望を貪る詐欺で有り、詐欺ではないかと分かっていても、もしかしたらと思い込むようになり、送金させるという非常に遺憾な手口です。
さらに、Emirates NBD銀行の最高財務責任者のSubramanian Suryanarayanさんの名前を使って、NBDのインターネットバンキングの口座へ誘導し、リアルな状況を確認させて、自分は30億円持っているんだと思い込ませて送金させる手口なので、ぜひこのような詐欺に遭った時は、ぜひ洗脳されず気をつけて下さい。
【Emirates NBD銀行のIDとパスポート】
【弁護士から送付させた申請書類】
【インターネットバンキングとインボイス】
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大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。