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スバル レヴォーグ 【水平対向エンジンの走り】

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先日、はじめてスバル車のLEVORGで、マジマジと奥多摩周遊道路で走って来ました。

元々の発端は、同じ水平対向4気筒のターボエンジンを積む、718ケイマン、ボクスターとの走りの違いについて知りたく、このクルマのインプレッションをしたいと思いました。

スポーツカーとセダンベースのクルマ、そして、MRマシンと縦置きエンジンベースの4輪駆動と、かなりクルマによる違いはある物の、水平対向にする事で、どのような走りの恩恵が得られるのか相対的に見て、知見を得ようと考えていました。

また、スバルと言えば、BMWやAudiなどの欧州のスポーツサルーンメーカーをベンチマークにクルマを開発している風潮が強いですが、それらに対して、どの程度走りがフィードバックされていて、スバルの走りが実現出来ているのかを確かめるためでも有りました。

 

それでは、水平対向4気筒による走りの恩恵とは、どのようなところに共通点があったのでしょうか?

それは、クルマその物の低重心化がなされ、左右対称の車体レイアウトのため、しっかりとタイヤその物に均一に荷重がかかり、タイヤの運動性を使いやすく、かつクルマその物の運動性を高めている事です。

また、車体の構造上、重心が低いために、クルマのローリングが通常の直列4気筒、6気筒などが搭載されるクルマに対して、圧倒的に車体の傾きが少なく、前輪のタイヤで車体その物がコーナリングしていくような、安心感の高い走りを高めている事でした。

 

エンジンの性格その物はまったく別物ですが、718ケイマンでも水平対向の低重心化に伴う走りの共通点である、吸い込まれるようなコーナー侵入時の走り、コーナーリング中に、まるで直線を走るかのようなイナーシャの少ない滑らかな走り、そこが水平対向の低重心化に伴う共通点の走りの要素で有ることが分かりました。

また、欧州車のスポーツサルーンの懐の深い走りをスバルなりに実現出来ているかどうかについては、日本の一般道を走った限りでは、普通の乗用車過ぎて、楽しかったかと言われると、つまらなくはなかったけれど、普通だったという感想がふさわしいように思っています。

 

決定的に何が違うのか?

それは、ステアリングの操舵感がまったく違うところです。

BMWもPorscheも共通して言えることは、乗り出した瞬間から、どんなセチュエーションでもしっかりと操舵感が有って安定している事です。

車速が上がっても、コーナリングしている時でも、普通に巡行している時でも、しっかりとある一定の操舵感があって、安心感を常にドライバーに伝えてくれる懐の深さがあります。

従って、今のスバルの水平対向とシンメトリカルAWDがもたらす走りを持ちつつ、さらなるステアリングの操舵感に着手して、安心感を具現化出来るようになれば、今以上にいいクルマになっていくのではないでしょうか?

 

4駆ということもあり、Audiには、古めのA4に一度きりしか乗った事がないので、ドイツ車の共通点を確認すべく、今後、インプレッションしていく予定でおります。

大林 寿行 View All

自動車部品メーカー2社を経て、現在、国内自動車メーカーのエンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」や「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆ではなく、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「ジャーナリストへの道」のFacebook page、ブログを立ち上げ、執筆に向けて記事を更新中。成長社会から成熟社会的へ変わる中、社会的な悩みにフォーカスし、読書や実体験を通じて問題解決に至るテーマとコンテンツ、自ら仕事を開拓出来るような道筋を配信。心と身体の健全化を図り、誰もが本当の自分と幸せを手に入れられる時代のきっかけづくりを目指す。

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