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ホンダステップワゴンハイブリッド【COMTEC ZERO 602V】

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ガソリン車には、当たり前のようにエンジン回転計(タコメーター)がガソリン車に付いていましたが、ハイブリッド車が普及し始めてから、タコメーターが付いているクルマが少なく、特に発電機として担っているシリーズハイブリッドには、タコメーターが付いていません。

基本的にエンジンは発電機で、モーターのみで走行するシリーズハイブリッドに、エンジンの回転数を知る必要はないと言われればそれまでですが、燃費性能が第一であるハイブリッド車だからこそ、エンジンの状況を把握したいと思う方もいらっしゃるかと思います。

私もその一人ですが、アイドル、市街地、高速道路、郊外と主に4種類の走行モードが日常に存在するわけですが、その走行ステージで、どのようなモードでエンジンが可動しているのか?これを把握出来なければ、自分のドライビングの意図で燃費を低減できることができず、機械任せで燃費を低減することになります。

機械任せで、最良の燃費性能が出せればいいですが、実際には、人間がその時の状況に応じて対処しなければ、燃費が悪化することもあります。

例えば、冬場、暖房をかけながらクルマに乗ることはごくごく普通の事ですが、エンジンがかかったり止まったりを目まぐるしく繰り返すハイブリッド車に積まれるエンジンは、走行風や外気温などにより、非常に冷えやすい性質があります。

エンジンは、基本的に温間で使用する想定で作られているので、ある一定以上の水温を維持しようとします。

しかし、暖房をかけた状態にしておくと、熱源がエアコンに引っ張られていくので、エンジン水温はより下がりやすくなります。

それにより、エンジンは可動しようとするので、その分稼働率が上がってしまい、燃料消費量が多くなって来ます。

こういったセチュエーションは、メーターパネル廻りの表示を見ていれば分かりますが、エンジンが何回転で可動しているのかわかりません。

実は、暖房を可動させるためのエンジン回転数とバッテリーをチャージさせるためのエンジン回転数が異なります。

その時、人間の判断で、燃費低減に繋がる操作が生まれます。

エンジン回転数が低くアイドルしていれば、エアコンを止めると判断し、エンジン回転数が高ければ、エアコンを止めないと判断することができます。

もちろん、その操作は、車内温度が高くて、エアコンをつけなくてもいいかなと思うくらいの、温間時の話ですが、タコメーターがあることによって、即座に燃費低減の操作に気づくことができる、人間ができる操作もあったりします。

クルマは、運転支援装置も含めて、AIの進化と共にどんどん自動化が進んで行きますが、その中でも、人間の操作代があることにより、走る楽しみが得られることが、特徴の一つであると私は考えます。

そういった意味からも、機械の制御に任せてクルマに乗らされて燃費性能を稼ぐよりも、一部でも自分の意思を取り入れて、さらに燃費性能を稼ぐ乗り方が、ステップワゴンを始めとしたハイブリッド車の楽しみ方の一つではないかと考えています。

より一層、ハイブリッド車を楽しみたい方には、タコメーターのみならず、水温、スロットル開度、アイドル時間等燃費に関わる項目が表示できるので、非常におすすめできるアイテムですので、興味がありましたら、試して見て下さい。

また、レーダー探知機付きですので、スピード違反で捕まる恐れがある方は、付けてしまえば元が取れるほどの価格となっていることもオススメ出来ます。

大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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