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ホンダ CR-V EX・Masterpiece【ガソリン車の全車速対応HondaSENSINGのアイドルストップからの発進について】

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ガソリン車で全車速対応のホンダセンシングが導入されている車両は、日本においては、シビックセダンとCR-Vのみになっています。

そのため、非常に希少な組み合わせで、普段、ハイブリッド車で全車速対応のホンダセンシングを使っているので、作動の違いについて非常に興味がありました。


そこで、今回は、渋滞停止時のガソリン車の発進及びその時のハイブリッド車との違いをご紹介を致します。

ガソリン車の場合、電動のブレーキブースターにより、ブレーキラインに油圧を与えて、クルマの減速と停止をさせます。

渋滞では、この状態でクルマが停止しているわけですが、アイドルストップして停止している時からの発進が、ハイブリッド車と大きな違いがあります。

それは、エンジンの揺れと一時的に駆動系にかかるトルクにより、ある程度車体に振動が出てしまうことです。


渋滞路の停止は、ATのシフトレバーは、Dレンジの状態で、エンジンとミッション及び駆動系は、繋がっている状態で停止しています。

その状態から、ホンダセンシングのセットボタンまたはアクセルを入れて発進させる時、エンジンがクランキングして、火が入った瞬間にクルマが発進をします。

この時、エンジンとミッションは繋がっていますが、ブレーキは、電動のブレーキブースターによりホールドされているため、クルマは動きませんが、ブレーキをかかっている状態でアクセルを入れた時と同じ状況になります。

そのため、エンジンに火が入った瞬間のエンジンの縦揺れによる振動と、ミッション以下に駆動が伝わり、ドライブシャフト、ハブ、ブレーキディスクに回転トルクがかかり、クルマを発進させようとする力と相まって、車体に振動が生じ、アイドルストップからの発進時に、ある程度の振動が発生してしまいます。


一方、ハイブリッド車の場合は、電動サーボブレーキを用いており、トラクションモーターの回生トルクによりクルマを減速させて、最後のゼロストップの手前で、油圧ブレーキの液圧により、クルマを停止させるシステムになっています。

停止中は、液圧ブレーキで停止しているのですが、同じようにホンダセンシングのセットボタンまたはアクセルを入れた瞬間、ブレーキが解除されて、モーター駆動をはじめて、クルマが発進する仕組みになっています。

また、クルマが停止中、エンジンが稼働している場合でも、エンジンは駆動と繋がっておらず、モーターのみで駆動するため、スムーズな発進出来るのです。

さらに、モーターのみで発進をするので、発進のタイムラグも極めて少なく、ガソリン車と大きな違いがあります。


従って、渋滞路の走行性能やその時の燃費性能は、ハイブリッドが得意とする所ですが、まさに渋滞路で多用するアイドルストップからの発進においても、ハイブリッドに勝るものはなく、ガソリン車においては、郊外や高速道路の走行で楽しむべきユニットで有ることを改めて感じました。


大林 寿行 View All

自動車部品メーカー2社を経て、現在、国内自動車メーカーのエンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」や「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆ではなく、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「ジャーナリストへの道」のFacebook page、ブログを立ち上げ、執筆に向けて記事を更新中。成長社会から成熟社会的へ変わる中、社会的な悩みにフォーカスし、読書や実体験を通じて問題解決に至るテーマとコンテンツ、自ら仕事を開拓出来るような道筋を配信。心と身体の健全化を図り、誰もが本当の自分と幸せを手に入れられる時代のきっかけづくりを目指す。

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