ホンダ CR-V ステップワゴン 1.5L VTEC TURBO ガソリン車の実用燃費
2週間あまりの修理期間を経て、日曜日にステップワゴンハイブリッドの修理がやっと戻って来る予定です。
その間、私の相棒であったガソリン車のCR-Vを毎日通勤に使っておりましたが、約1000kmを走破しましたので、実用燃費について紹介をしたいと思います。
ECONオン、アイドルストップ併用で、高速道路の燃費が15km/L前後、市街地の燃費が12.5km/L前後でした。
ECONオフで走らせても12km/L程度でした。
ちなみに、以前乗っていたステップワゴンのガソリン車は、最高でも12〜13km/L程度で、こちらの方が車体が少し重い分、燃費が少し劣っていたように思います。
CR-Vの市街地走行の燃費性能は、競合の2.0L NAのガソリン車のエクストレイルと比べると、2km/Lは余裕で引き離されるので、あまり良い印象ではありません。
しかし、高速道路では、100km/h以下の巡航走行を守って走れば、15km/L台はしっかりとマークするので、カタログ燃費に近い燃費性能を実用燃費として兼ね備えている事が分かりました。
一方で、ECON オン オフとでの燃費性能においては、今回の走行ではあまり大差が出ない結果でした。
ハイブリッド車の場合は、ECON オン オフとで、明らかにトラクションモーターの出力の出方が変わり、発電機が電力を供給するために、エンジンの稼働率が上がるので、燃費性能が10%程度変わります。
しかし、ガソリン車の場合は、ゼロスタート時の加速や巡航走行をしている時などで、2000rpm以上エンジンを回さないように走行する事によって、ECON オン オフによる燃費性能の違いはあまり出ない事が分かりました。
おそらく、ガソリン車の場合は、ECON オンにすることによって、スロットルの開き方がだいぶ鈍くなるので、ラフにアクセルを踏んでも、余計な出力が出ないため、燃費向上するのではないかと思いました。
その代わりに、ECON オフにした時は、しっかりとアクセルを踏めば、しっかりとスロットルが開いてくれるので、ゼロスタートで踏めば、しっかりと加速するようになりますし、巡航走行では、伸び感のある力強い走行をしてくれます。
従って、オススメは、ECON オフで、燃費走行時は、2000rpmを目処に過剰にアクセルを開けないように、アクセルワークで燃費をコントロールする走りがベストだと思いました。
大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。