Porsche 911 Carrera 4S type992【Porscheの挑発】

先週、試乗車をお借りして、30分程度乗せて頂く貴重な機会を頂きました。
元々は、992に興味があった訳ではなく、991.2GT3の中古車の商談目的で、ディーラーに行ってきました。
しかし、そこはポルシェで、「最新のポルシェは、最良のポルシェ」と言われるように、実際に乗ってみた後、そこには992の気持ちが心に焼き付いていました。
911ながらもケイマンのようなミッドシップのハンドリング、軽快さと軽さ、動力性能の瞬発力の高さ、そして、インターフェイスの斬新さなど、すべてがこれまでのポルシェらしさを受け継ぎながら、正常進化を果たし、ベースグレードでもピュアスポーツカーになったクルマ、それが新型911です。
そして車両価格が1600〜1700万円台ですが、まともにオプションを付けたいと思うと、どうしても500万円くらいに膨れ上がります。
今、私が注目しているのは、もちろんRRのカレラS ですので、気に入ったボディーカラー、気に入った車内仕様、気に入ったインターフェイス、気に入った外装、必要な走りの装備等々を付けても、991.2GT3 MT車よりも安い価格になります。
従って、新しい走りを見せる911の走りに一目惚れをして、さらに、自分のお気に入り仕様で固めても、場合によっては、991.2 GT3 MT車よりも安く買えてしまうため、992にも気持ちが焼き付いたというわけです。
一方で、新車に近い状態の991.2 GT3は、今でなければ乗れないクルマかも知れないし、これまで憧れてきた私にとっての最高峰のクルマです。
そういう想いもあって、今は、GT3一本でクルマを選定しようとしていますが、同じクルマを買うにあたっても、正規ディーラーでは、PDKよりもMT車が400〜500万円ほど値段が高いです。
一方で並行車は、未登録車ながらも、左ハンドルのMT車、PCCB装着、バケットシート装着の仕様で、正規ディーラーのPDKのクルマよりも安かったり。
そんなこんなで、2年ぶりにクルマ選びにワクワクしている今日この頃であります。




大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。