By | 2019年9月14日
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先日、久しぶりにエニカを利用して、スイフトスポーツの試乗インプレッションを動画で配信致しました。

このクルマの話題性は、なんと言っても、現代の衝突安全基準をクリアしながらも970kgという超軽量なクルマであることです。

そして、1.4L直噴直列4気筒のブースタージェットターボエンジン。

最後にマニュアル車でありながらも、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が搭載されている事です。

シャシー性能で非常にびっくりした事は、これだけ軽い車体でありながらも、高速操安性が非常に高いということです。

通常これだけ軽い車体ですと、路面の荒れやアンジュレーション等で、クルマがふらついたり、はねたりすることが常だったりするのですが、このクルマにはそれが一切ありません。

さらに驚いたことに、速度を上げていっても、通常と同じように走るペースとまるでクルマの状態に変化がありません。

クルマが浮き上がり、タイヤの接地性が乏しくなることもないし、余計な振動や衝撃などのハーシュネスを拾うこともなく、まさに水上をボートで走るような非常に安心感の高い操縦性を兼ね備えています。

またさらに驚かされたことが、このターボエンジンで、タービンのウエストゲートがノーマルクローズで、立ち上がりから加給が立ち上がるため、低中速域の図太いトルクを使って走るエンジンだと言われていますが、もう一つ魅力があります。

それは、高速域で車体が非常に安定していることに相まって、1.4Lとは思えない豊かなトルクが、速度上昇と同期して、どこまでもついて来るようなトルクバンドの広さがあることです。

通常同クラスのクルマですと、スイフトスポーツのような高速安定性が高いクルマもそうそうあるものではなく、私が直近で関心したクルマがホンダフリードのモデューロXくらいです。

そのくらい高速安定性の高さが異次元で、更に日本車の次元を超えていて、ヨーロッパのBMWに匹敵するような余裕があるわけですが、そうなると安心感が高まるので、いつも以上にアクセルが踏めるようになります。

1.4Lなので、中高速域で巡航するのは厳しいだろうなと思うのが、日本車のこのクラスの常ですが、このスイフトスポーツは、車体の直進安定性と相まって、エンジントルクもワイドレンジで、力強い走りがどの速度領域でも楽しめるクルマになっているところが、隠れたもう一つの魅力です。

力強いワイドなトルクバンドを持ったエンジンと相まって、MTながらもACCが付いているので、低速から高速域まで快適にクルージングが出来る装備があるところも見逃せないところです。

これまでのホットハッチは、日本の狭い道やミニサーキットで走らせて楽しいクルマというイメージが強かったですが、このスイフトスポーツは、日本の道を超えて、ヨーロッパの道をも楽しく走らせることが出来るクルマへと進化していることに新しい走りの世界観がありました。

しかも、これだけ走りパフォーマンスが高いにも関わらず、日本では200万円前半で買えてしまうクルマとなっており、隠された走りの理想形を兼ね備えた数少ないクルマでありつつも、バーゲンプライスだと感じました。

軽自動車メーカーのスズキが、これだけ良い車が作れるメーカーだったのだと、このクルマに乗って、これまでのイメージが一変しました。

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