Ferrari F355 F1 ベルリネッタ【セミクラシックフェラーリと付き合うということ】

セミクラシックの領域に入って来ているF355。物に寄っては、2000万円を超える個体も。全損または盗難に合わない限りは、上がる事は有っても、下る事はないでしょう。
私のクルマは、F1マチック車、所謂2ペダルのMTですが、F1パワーユニットの油圧モーターまたはアクチュエーターにトラブルが多い?ケースがあり、その修理に一番費用がかかるらしいです。
それは、F355だけでなく、F360、F430でも抱えているウィークポイントだそうです。
十数年前までは、純正品しかなく、今もかなり品薄だそうで、F1パワーユニットだけで270万円かかるケースもあるとか!
今は、技術力のあるショップ、NSXで有名な東京のKSPさん、千葉のPRIZEさん、オリジナルパーツを販売している名古屋のT-WESTさん、F1アクチュエーター修理を取り扱う世田谷のAria Garageさん。
そして、今回、クルマを買った名古屋の販売店の指定工場のDTSなどがあり、F1パワーユニット交換は、純正品交換のみではなく、油圧モーターのみの交換、アクチュエーターのO.H等も出来るそうです。
このセミクラシックフェラーリF355は、クルマを走らせるだけでなく、こういった、メンテナンスや修理、ウイークポイントの改善を考えながら、クルマの信頼性を少しずつ上げながら乗って行くことも、楽しみの一つだと感じています。
少なくとも、フェラーリ史上最もフェラーリらしいF129のNAサウンドを走りながら聞くためには、やはり、それなりのメンテナンスは、覚悟しないといけないということのようです。
今後、このクルマを通じて、様々な出来事について、具体的な情報を発信をして行きたいと考えております。






大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。