走りを求めたい方へ! APS コーポレーション アルペイスト【メーカーのマイナーチェンジのような質感の高い走りの実現】

既に、動画でも挙げてさせて頂いておりますが、先週、芝浦PAにて、ある開発者の方を取材する機会が有りました。
超高速充放電を可能にしたモバイル向けのリチウムイオンバッテリーの量産化に成功された理学博士の方で、その開発で使われた技術がクルマにも応用出来るとして、今回、サンプル品をご提供頂きました。
物は、液体粉体アルミナで、粉体のアルミナをシリコンオイルに混ぜた物で今回クルマに施工しましたが、市販品は、テープとして販売される予定です。
当日のインプレッションは、私も含めて4名の方にして頂きましたが、改めて、2日後にクルマを普段走っていてる場所で感じた事をお伝えします。
まず、F1マチックの作動が非常に安定しました。
安定するとは、停止前に2速から1速に変速して、クラッチが切れて停止しますが、その時に比較的大きなショックを伴ってクルマが停止します。
それが、今回、そのショックを受ける頻度が明らかに減った事が分かりました。
特に、市街地ですと、ストップ&ゴーが多いので、こういったセチュエーションが必ずありますが、90%以上クラッチが切れて停止する際、ショックが緩和されるようになりました。
これは、明らかにオイルの粒子がクラスター化されて、熱による影響で、オイル撹拌が減ったからと考えられます。
それによって、コントロールユニットがアクチュエーターに油圧で信号を送って、セレクターによって、シフトダウン、そしてクラッチが切られる訳ですが、その応答性が確実に上がっていることがはっきりと分かりました。
施工前も、そのショックが緩和される時もあったのですが、ショックが小さい時の比率が、大体60〜70%程度だったと記憶しています。
それと比べても、以前よりもショックが緩和されて、更に安定してショックが抑えられているので、効果があったと言わざるを得ない状況となりました。
もう一つは、エンジンのトルクバンドの移り変わりです。
これも明らかに体感出来、首都高で走らせていた時は3000〜4000rpm付近のトルクが太くなったように思えました。
これは、排気バイパスバルブを開けて、マフラー音を出して走らせていたからですが、そのバルブを閉じると低速トルクが太くなります。
塗布後にバルブを閉じて走らせたところ、2000rpm付近からトルクが太くなり、4000rpmまでストレスなく、トルクの盛り上がりと共にエンジンが軽く吹けてくれて、さらにトルクフルになりました。
トルクバンドが下がった事によって、現代のダウンサイジングターボのような、低速トルク型重視の走りも楽しめるようになりました。
更に、首都高のように橋桁が連続する所では、車体の振動により、ボディーの材料の分子配列が整い、残留応力が均一化されることで、材料の耐力が向上し、クルマの応答性、乗り心地、安心感の高さをもたらします。
今回、355で試しましたが、現代のメルセデスベンツ等でも効果を確認することが出来るそうです。
特に355は、年式が経っているクルマなので、現代のクルマと比べると、どうしてもボディー剛性の低さやエンジンの低速トルクの細さが目立つクルマです。
しかし、アルペイストを塗布することによって、あたかもメーカーが、355をマイナーチェンジさせたかのようなそんな走りに変わってくれます。
ぜひ、クルマの走りに不満を持っており、もう少しシャキッとさせたい、質感を上げたいとお考えの方は、是非とも一度、お試しすることを強くオススメします。
大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。
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