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今だからこそ、ネオクラシックフェラーリに乗る──Vol.3【ネオ・クラシックフェラーリのユーザー車検】

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フェラーリで有っても、普通乗用車と同じ法定費用であるという事を理解する。

フェラーリ、しかも20年以上前のネオ・クラシックの位置づけとなった355は、車検費用が通常のクルマ以上にかかる。

これが、一般的に広く知れ渡るイメージだと思います。

しかし、今回、フェラーリでユーザー車検を受けて来ましたが、その費用の合計はなんと、¥65,060円と軽自動車やスモールカー並のディーラーで依頼した車検費用並で出来てしまいます。

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但し、この話は、「車検を通すだけ」という大前提で考えなければなりません。

クルマの程度によって、この法定費用に対して、部品代と整備費用が上乗せされる訳ですが、私の場合は、2級整備士資格を持っていたり、自動車メーカーで実務を積んでいたり、クルマに精通している側面があるので、クルマの状況が把握出来ます。

車検を通すためには、下記整備点検記録簿によって、不具合が出ていない事を示さなければなりません。

車検を受ける際、以上の事を押さえておけば、車検整備の有無で、どの程度費用がかかってくるか見えてきます。

従って、現状のクルマのコンディションによって、車検を通すためのトータルでかかる費用は変わってきます。

一般的に年数が経過しているクルマで、しかもネオクラシックフェラーリとなると、重整備が入っていない車両ですと、車検整備でかかる費用は千差万別です。

また、フェラーリパーツは、ブランド化されており、原価の100倍上乗せで売られているし、さらに車体系パーツは、入手困難になっていることから、どうしてもトータルの費用として高くなってしまいます。

今回は、私のクルマが、ユーザー車検をストレートでパス出来たのは、結果的に程度の良いクルマであったから。

2019年11月にACE carsさんよりクルマを購入をして、歴代のオーナーさんによる整備、納車整備も含め、しっかりとメンテナンスしてくれていた車両だからこそ、難なくパス出来ました。

一般的には、今回の限りでない方が多いのかも知れませんが、一つ必要な事は、クルマが悪くなりすぎる前に、こまめに車両のチェックとメンテナンスをする事です。

常に自分のクルマのコンディションを把握して、こまめなメンテンナスをすることによって、集中的に余計な出費を抑える事が出来、結果的に、車検費用を抑えることが出来ます。

こまめなメンテナンスをしながら、付き合って行く事も、ネオ・クラシックフェラーリと付き合うための楽しみの一つで有り、現代のフェラーリでは決して味わうことの出来ない世界観を持っています。

新しく交付された355の車検証
今回、予備検査を受けて下さった、大沢商会の検査ラインの紹介。

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大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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