Porsche 718 Cayman GT4 4.0 vs 981Cayman GT4 3.8

週末、718ケイマンGT4をお借りする事になりました。
1年程前は、GT3エンジンが乗ると噂されていましたが、992の3.0Lエンジンベースで、NA 4.0Lエンジン搭載となって登場しました。
4.0Lエンジンのスペックは、
最大出力420ps/7600rpm
最大トルク420Nm/5000-6800rpm
それに対して、3.8Lエンジンのスペックは、
最大出力385ps/7400rpm
最大トルク420Nm/4750-6000rpm
200ccの排気量アップながら、レブリミットは、7600rpmから8200rpmに引き上げられている所が、攻めのポルシェを感じさせてくれます。
しかし、0-100km/h加速が4.4sに対して、981も4.4sと不変で、空車重量(DIN)1420kgと981の1340kg(DIN)に対して、80kgも重量増になっています。
残念ながら、日本の公道では確認出来ませんが、最高速度が304km/hに対して、981は295km/hなので、現代のスーパーカー領域に到達しているので、スペックは確実に向上しており、正常進化をしています。
従って、主にヨーロッパで買われるユーザーにとっては、納得の行くスペックを誇りますが、最高速が限られ、ストップアンドゴーが圧倒的に多い、日本の公道で走らせた時、確実に正常進化しているのか?非常に気になります。
ちなみに、車両のベース価格は、
718ケイマン GT4 1260万円
981ケイマンGT4 1064万円
と約200万円高いクルマになっています。
今回は、この2台を日本市場目線で捉えた観点で、走りの比較、マシンの比較、200万円高くなったなりの良さが感じ取れるのか?私なりの解をお伝えしたいと考えております。
ケイマンは、ポルシェの中でも非常に人気の高いモデルです。
ぜひ、購入を検討させている方にとって、出来るだけ参考になる情報をお伝えしたいと考えおります。


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大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。