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庶民のFerrari乗りと富裕層のFerrari乗りの違い

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首記は別名、「エンスーのフェラーリ乗りと富裕層消費者のフェラーリ乗りの違い」です。

ここで訴求したい事は、「同じフェラーリ乗りでも、車種によって、全く価値観や志向が異なる人間が乗っている」事です。

また、本ブログの投稿目的があります。

それは、「フェラーリ乗りの一般的なイメージの変革、単なる成金の消費者が乗っているクルマのイメージの払拭」です。

先に断っておくと、必ずしも、富裕層がエンスーでは無いと否定するつもりはもちろん有りません。

もちろん、富裕層でも、動産目的ではなく 真面目にクルマと向き合っている方はいらっしゃるはずです。

前置きが長くなりましたが、庶民のフェラーリ乗りと富裕層のフェラーリ乗りの違いとは?

ズバリ「エンスーのフェラーリ乗りか単なる消費者のフェラーリ乗り」かの違いです。

私は、大学生の頃からF355に憧れを抱いて来た人間ですので、フェラーリを買うなら迷うこと無く355だと決めていました。

あれから20年以上が経ち、代理店だったコーンズから、フェラーリ・ジャパンが参入をしてきて、買わせて頂くフェラーリとして、ニューマシンが続々登場してきました。

それらのマシンは、スペチアーレを除くと、新車の相場は3000万円以上。

庶民では、手が届かない価格帯です。

豊富にラインナップがある中で、なぜ、20年以上のクルマに乗るのか?

一般的な答えは、安くて買いやすいクルマだから。

しかし、エンスーは、そう思って買いません。

私もその端くれですが、355というクルマは、私のクルマ人生の中で初めてと言っていいくらい、他の最新のクルマと並んでいたとしても、まったく目劣りしないクルマです。

一般的には、ブランドによる価格と動力性能でクルマの価値が比較評価されます。

その視点で355を観てみると、クルマの価値は、1000万円前後のポルシェケイマン・ボクスターと同クラス、動力性能は、NA3.5L 5バルブの高回転型エンジンで、エンジン出力は380ps、0-100が4.7sと、これまたケイマン・ボクスターと勝負が出来るスペックです。

一方で、最新のV8フェラーリのF8トリブートは、3.9L 直噴V8ツインターボで720PSを発生、o-100が2.9s、3000万円オーバーなりのスーパーカースペックを兼ね備えます。

ここで気づいて頂きたい事があります。

今の最新のクルマを選ぶ上で、気にしている事は、「価格と動力性能、そしてブランド」選ぶ対象目線がその程度しか向いていない事に気づくはずです。

もちろん、私は、F8トリブートなんて、高くて買えませんが、仮に予算が有ったとしたら、仕様違いの355をあと2台買いたいくらいです。

F1スパイダー、マニュアルのベルリネッタ、そして今乗っている355F1。

エンジン、ミッション、足回り、車体に至るまで、可能な出限りリフレッシュを施して、新車に近い355に乗りたいと思うほどです。

同じ3000万円でも、庶民と富裕層とのクルマの選択は、これだけの違いが生じます。

完成品を買うのか? わざわざ手を入れなければならないクルマを買うのか?

完成品なら、お金さえ用意出来れば簡単に買えてしまいます。

しかし、新鮮な355に乗ろうと思ったら、まずは、熱狂的な355ファンになり、パッションやスピリットを自分自身に兼ね備わっていなければなりません。

そして、クルマのどこにウィークポイントが有り、なぜ、壊れやすいのか? どこを修理しなければならないのか? クルマを出す場合は、どこでお願いしたらいいのか? 部品の調達は、どこに問い合わせたらいいのか? など細部に渡り、知っていなければならない事があります。

だから、お金があったとしても、簡単に手に入るまたは入れられる物ではないし、買えるものではないのです。

もう一つ、庶民がエンスーである、非常に説得力のある実例を紹介します。

私の仲間で、F355ベルリネッタPAの初期モデルに乗っているN氏がいます。

彼は、事故車の欧州仕様のF355を350万円で、USSオークションから仕入れて来ました。

クルマの状態は、右側のサイドシルが曲がっており、一度切断をして溶接をし直さなければ、再起出来ない程の重度な状態でした。

しかし、彼はなんと、板金屋さんに場所を提供して貰い、まったくの素人で有りながらも、たった50万円の予算で、自力でクルマを直して乗る程のエンスーなんです。

普通に考えて、400万円でF355ベルリネッタに乗ることは出来ません。

従って、お金が無かったとしても、熱狂的なパッション、スピリットあって、クルマを直す戦略立てと手法が組み立てられれば、乗る事が出来るのです。

この実例から汲み取れる事は、庶民と富裕層では、一台のクルマにかけるパッション、スピリットが並大抵ではないということです。

如何に選んだクルマを愛して、乗り潰すまで永続的な気持ちが注げるかのか?

彼にとっては、そのクルマが355であり、端から投資目的やリセールなど狡いことなど一切考えず、毎日全力投球でクルマと向き合っています。

彼を超えたエンスーはいないのではないかと思うのです。

私なんか、足元にも及ばない。

だからこそ、庶民のフェラーリ乗りは、エンスージアストが多く、且つネオ・クラシックフェラーリと最新のフェラーリとで、境界層が存在します。

富裕層の消費行動をするだけのフェラーリ乗りとは比較にならない程、庶民のフェラーリ乗りであればあるほど、クルマに愛を注いで、エンスーとしてフェラーリを支持しながら乗っているのです。

ブランド名は同じでも、全く違う人種が入り混じっている事をぜひ知って頂いて、本気になれば、誰でもフェラーリに乗る事が出来る、夢を実現出来る事をこのブログの最後に書き記しておきます。

ネオクラシックフェラーリって買うだけじゃないんですよ。今のクルマと比べたら、完成されていないクルマだからこそ、オーナーがやれるべき事が沢山詰まっています。

だからこそ、買ってからも楽しめるクルマだし、エンツォ・フェラーリ、日本のフェラーリ会のドン松田会長とコーンズの関係、そしてフェラーリ・ジャパンの現状について知りたくなってきます。

そこで、先日、夕刊SPAの記事で、物を知らないマスコミのフォローをして下さった、清水草一さんの本を一部紹介したいと思います。

フェラーリの理解を深める上で、必見の一冊だと思いますので、ぜひ、読んで見て下さい。

↓しかも、kindle unlimitedですと、無料で読めてしまいます。

audibleですと、無料で本の内容を聞く事が出来ます。

本を読むのが面倒くさい、だけど内容が知りたい方は、ぜひ、この機会に利用して見て下さい。↓

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大林 寿行 View All

自動車部品メーカー2社を経て、現在、国内自動車メーカーのエンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」や「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆ではなく、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「ジャーナリストへの道」のFacebook page、ブログを立ち上げ、執筆に向けて記事を更新中。成長社会から成熟社会的へ変わる中、社会的な悩みにフォーカスし、読書や実体験を通じて問題解決に至るテーマとコンテンツ、自ら仕事を開拓出来るような道筋を配信。心と身体の健全化を図り、誰もが本当の自分と幸せを手に入れられる時代のきっかけづくりを目指す。

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