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Ferrari 355F1にF355純正油温計を付ける

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F355には、油温、水温、油圧計が純正装着されているのですが、355F1には、油温計が付いていません。

去年、355F1を買って間もない時に、クルマの過渡特性を知りたい好奇心に駆られ、モテキのドライビングレッスン山野さんの半クラに行きました。

しかも、間違えて、タイムアタックイベントと知らずに参加…

とは言うものの、私としては、はじめて355F1でモテギ南を走るので、ある程度セーブしながら走る事にしました。

一周のコースは短い物の、ストップアンドゴーが続くセクションの連続で、加速時には、8500のところを7500〜8000rpmまで落としつつも、頻発してエンジンを回し続けます。

それでもエンジンには一定の負荷がかかり、しかも、それほど車速が乗らないので、エンジン、排気系の発熱によって、熱害の影響を受けやすくなります。

2ヒート目の走行時だったと思います、突然、右バンク側のエンジンフード上面からオイルミストが漂うように…

さらに、右リヤガラスに曇る現象が出ました。

この当時、今ほど、クルマの構造を理解していなかったので、何が原因だったのか直ぐにイメージ出来なかったのですが、右バンク側は、エンジンオイルタンクがあります。

このタンク内のオイルがある一定以上の温度に達し、フィラーキャップの隙間、又は、ジョイントボルトないしはホースのつなぎ目からオイルが微量に吹き出した事が原因ではないかと考えています。

一般道や高速道路では、今の所、このような現象は出ていませんが、クローズドコースでクルマを走らせる場合には、やはり、油温管理はマストです。

355F1は、シフトインジケータがタコとスピードメーターの間の上部についているため、F355と違って油温計が付いていません。

公道を走るだけなら、このまま乗り続けるのも有りですが、なぜ、モテギ南コースで、右後ろにオイルミストが広がったのか?またガラスが曇ったのか?車両の状態を把握する上では、原因を突き止めておきたい所です。

そういった背景もあり、F355に付いている油温計をF1にも付ける!を今日から下準備を開始しました。

まず調べなければならないのが、どこに油温センサーが付いていて、355F1にそのセンサーが付いているのか?です。

調べた結果、センサーは付いていて、且つ、配線も繋がっていました!

センサーが付いている位置は、エンジンオイルタンク直下、エンジンオイル交換時のドレン横にセンサーが付いています。

いつも自分でエンジンオイルを交換している人は、改めて確認する必要はないと思います(笑)

次に、車内の3連メーターに、配線が来ているかどうかを確認しました。

結果は…来ていないようです。。

油温計は、ファラド表示ですが、F355純正品を見つけたので、注文しておいたのですが、今の瞬間、取り付ける際は、純正配線を探すとなると手間がかかりそうと判断しました。

従って、新たに配線を引き直して、先日紹介したバックカメラの配線を通した、アンダーから車内に通して、メーターに繋げるのが一番早いと考えています。

油温計が手元に届き次第、配線を繋いで、ちゃんと作動するのか?改めてご紹介をする予定でおります。

また、No氏のアドバイスを受け、オイル用ラジエーターを冷却水用ラジエーターと同時作動させるよう弾を仕込んだので、その効果代も確認出来たらと考えています。

大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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