日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV 【なぜ、日産の安全運転支援装置が他社のクルマよりもリードしているのか? 】

安全運転支援装置が進化して、全車標準装備になった360°セーフティーアシスト機能を持つ後期型セレナe-POWERに乗る事によって、その見本となる素晴らしさを理解する事が出来ました。
その素晴らしさとは、「潜在的な危険性をしっかりとドライバーに伝えられるシステムが作り込まれている事」です。
例えば、日産純正10インチの大画面ナビがそのシステムの一つで、今や、ナビゲーションとして、大画面のディスプレーが搭載されているだけではなく、フロント及びリヤ、そして側方に搭載される広角監視カメラの映像をモニターさせて、ドライバーにビジュアルで情報を伝達します。
そして、映像だけでなく、単眼カメラとフロントとリヤバンパー各4ヶ所に備え付けられている高感度ソナーによって、潜在的な危険性を即座に検知して、車内のスピーカーを使って、音でドライバーに危険が迫っている事を伝達します。
さらに、プロパイロットボタンを押す事によって、セーフティーシールドが作動する瞬間、あたかも危険な外界から遮断されたかのような、マルチファンクションディスプレーからの情報により、精神的な余裕をも伝達してくれます。
極めつけは、ストレートが長い高速道路で走ると、プロパイロットのレーンキープアシストによって、電動ステアリングが、完全に自動で操舵してくれているかのような、プロパイロット2.0感覚のステアリングのホールド感があって、手感覚からも安全性を感じ取れる情報伝達を与えてくれる徹底ぶりです。
一見、他のメーカーでも同じ機能が付いていても、最近のクルマを乗り比べて観ると、潜在的な危険性をしっかりとドライバーに伝えられるシステムづくりがなされているクルマは意外と少ないと感じます。
日産の360°セーフティーアシスト、そしてプロパイロットの安全運転支援装置は、視覚、聴覚、そして触覚によって、潜在的な危険性を感じ取る事が出来るシステムづくりがなされている事によって、他社よりも安全性がリードしている事をよく理解出来ました。
技術力も素晴らしいですが、如何に、ドライバーに伝える事が出来るのか、そういったシステムとしての作り込みがなされているメーカーは、正直、日産が抜きに出ているのではないかと、今回、後期型日産セレナe-POWERに乗って気づく事が出来ました。
これは、日産車を選ぶ上で、非常に大きなアドバンテージとなりそうです。








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大林 寿行 View All
H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。
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