Skip to content

ホンダ N-BOX カスタム vs ダイハツ タントカスタム【スーパースライドシートの比較とその有効性】

Pocket

この両車どちらを購入しようか悩まれている方は多くいらっしゃるのではないかと思います。

その悩まれる要素の一つとして、スーパーハイトワゴンの主要装備となるスーパースライドシートの機能性の比較についてお伝えを致します。

N-BOXは、G・EXホンダセンシングの場合、助手席にスライド量570mmのスーパースライドシートを兼ね備えています。

タントは、X以降のグレードに運転席及び助手席にスーパースライドシートが装備されており、最大スライド量は、運転席で540mm、助手席は380mmです。

この装備の違いをどう解釈するかですが、結論から言わせてもらうと、左右スーパースライドでなくても、助手席だけその機能が付いていれば、十分だと考えます。

そもそもの主要目的は、ドライバーが運転席から後部座席に移動して、後席に座っているお子さんや、介護が必要なお父さんやお母さんをサポートしたり、右ドアから乗降しにくい状況だった場合、容易に左後ろのスライドドアから乗降する事が出来る事にメリットがある認識です。

+αで運転席側がスーパースライドしたとしても、主要目的は、大きく変わる事はないだろうと思いますし、クルマは、運転するための物なので、それを動かす際には、都度、シートをドライビングポジョンに合わせ直さなければなりません。

また、タントの運転席のロングスライド機構は、クルマが停止状態で無ければスライドする事が出来ないので、その機能は限定的です。

しかし、助手席側のスーパースライドシートの場合は、クルマを動かす状況で有っても、そのままシートポジョンを最前面にして置く事が出来ますので、即座に後部座席に移動する事が出来、N-BOXの場合は、助手席に最大スライド量570mmを設けています、

以上から、スーパースライドシートは、運転席及び助手席両方に装備されている必要はないし、助手席に装備されている方が、使い勝手のメリットは大きいと考えます。

もちろん、停止状態で、セカンドシートのスペースを有効活用したいとお考えのユーザーにとっては、その限りではなく、むしろタントの方がお勧め出来ると考えます。

【中古車のガリバー】在庫検索

大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

2 thoughts on “ホンダ N-BOX カスタム vs ダイハツ タントカスタム【スーパースライドシートの比較とその有効性】 Leave a comment

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。