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今だからこそ、ネオクラシックフェラーリに乗る──Vol.2【◯◯万円から、 Ferrariに乗れる真実を知る。】

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V8最高傑作であるフェラーリサウンドを持つF355は、今や身近であるという事。

ポルシェ911GT3を見に来た次いでに、お店の裏に保有しているクルマを見せて貰った事がきっかけで、現在、所有している355F1と偶々出会う事となりました。

和製スーパースポーツ97モデルのNSX typeSを5年間14万キロ乗ってきた自分にとっては、最も憧れ中の憧れで、ずっと意識し続けて、もう一つの忘れられないクルマが、この355でした。

担当者のY氏に話を伺うと、「もうこれ以上のクルマは無いし、自分が乗りたいくらい」と言います。

数え切れない程の輸入車を観てきたY氏が、そう言うのだから、満更、私もクルマの見方は間違っていなかったと察知出来ました。

しかし、「出会い」が無ければ、最新のクルマを乗り継ぐのが、人の性であります。

Y氏を訪れ、審査をお願いして、金策までもがクリアになっていた矢先に、355との出会いが重なり、もう911GT3は、必然的に候補として残っていませんでした。

355の隣に並んでいた新車並行車のGT3ツーリング

一方で、昨年度のポルシェ911GT3タイプ991.2の6MTは、2500万円前後が相場でしたが、普通のサラリーマンでは、到底買えない価格帯で有ることが先行する中、実は、月10万円で乗れてしまいます。

しかし、乗れてしまう以前に、1年近く経ったディーラーを含めた現在の相場は、2000万円まで下落しています。

実に、1年程度で、相場が500万円程度も値下がると予想していた事が、そのまま起こっています。

ポルシェセンター横浜青葉に並ぶGT3

一方で355の相場はどうかという言うと、20年前とほとんど変わっていません。

F355ベルリネッタPAシャシーが、当時、1440万円〜だったと記憶していますが、今では、価格が高騰している程です。

355の中でも、値段が高騰しているのが、F355ベルリネッタXRシャシー最終モデルの6MTですが、いわゆる、「素のF355ベルリネッタ」です。

最もスポーツカー目線で観るスタンダードなモデル、PA PR XRシャシーの価格が、平均で1500万円前後となっています。

余談ですが、オリジナルに近いチャレンジは、さらにその上を行きます。

現代の超速なクルマと比較をしても、往年の名車The Ferrari F355の魅力は、単なる工業製品ではなく、芸術品の領域に達しているクルマであるため、観る人が見れば、まったく他を寄せ付けません。

だからこそ、355自体の価格の相場が、トラブルを抱えていない完動車両前提で、1000万円前後の値が付き続けています。

これまでご紹介した911GT3との価格と相場観の比較で気づいた方もいらっしゃるかも知れません。

1000万円安く買えて、相場観が安定している、そして、月3万円から、The Ferrariが手に入る。

買えるなら、今買わない理由は無いという事です。

フェラーリ問わず、高額車両の買い方について興味を持たれた方、また悩んでいらっしゃる方は、是非、こちらも参考にしてみて下さい。

次回からは、購入後のクルマのコンディションや維持費等についての話題をお伝え致します。

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大林 寿行 View All

H社及びM社ドイツエンジン部品メーカー2社を経て、国内自動車メーカーの実験エンジニアに従事。主にクルマのエンジン耐久信頼性実験とその研究に携わる。研究においては、H研究所出向中、エンジン内部の要素研究に着手。自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やM社時代大学の研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患うことになり、これからの仕事の仕方について真剣に向き合う。情報発信を駆使して、エンジニアからジャーナリストへの転身を見据え、「エンスージアストへの道」ブログを立ち上げ、クルマ系記事を執筆。今年からは、クルマ系動画クリエイターとして独立を果たし、新車及びカー用品のレビューを本格的に実施。ブログ記事執筆によって、動画の新車レビューでお届け出来なかった内容を執筆し、クルマのエッセンスをより詳しく発信。また、カー用品では、デシダルルームミラーを始めとした、主に新車購入時に注目される用品を中心に、海外メーカーからタイアップの話を頂きつつ更新中。クルマを通じて、誰もが楽しいカーライフが得られるきっかけづくりを目指します。

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