元エンジン実験評価及び要素研究員で、自称モータージャーナリスト。
永遠の愛車はフェラーリF355(355F1)。自分が手に入れられる車の中では、これ以上のピュアスホーツでガソリン臭い車は無いと思い込んでいる。
幼少期の頃から乗り物が好きで、Nゲージ、RC、プラモデルを作る事が趣味だった中、中学2年生の時の友達から、日産R32スカイラインGT-Rの存在を知り、エクステリアの強烈的な印象が自分の心を虜にし、ここから本格的に車が好きになり、将来は車のエンジニアになる目標を持つ事になる。
下の写真はR34スカイラインGT-R VスペックIIニュル。先にNSXとホンダエンジンに出会ったため、今だにR32GT-Rには乗った事がない。
NSXは97年モデルからC30AからC32Bと3.2Lエンジンとなり、当時、元レーシングドライバーの土屋圭一氏がtypeSに乗っていた影響により、NSXに乗る事になる。
職歴は、本田技研工業の兄弟会社である本田金属技術及びMAHLEの国内エンジンサプライヤー及びドイツエンジンサプライヤーの2社を経て、日野自動車パワートレーン実験部において、エンジン実験研究員に従事。
新卒で入社した本田金属技術は、ほぼ全てのホンダ車のピストンを生産しているサプライヤーで、NSXのC32Bエンジンで使われているPBYを生産していた。80年代設計の古典的な樽型ピストンで、既に長きに渡り生産されており、自身が開発に関わる事は出来なかった。
その代わり、他メーカーのモータースポーツ事業に関わり、スバルテクニカインターナショナル(STi)のWRカー、06モデルWRCインプレッサ用のピストン開発プロジェクトを担当。また、ホンダの仕事は、量産車向けのエンジン耐久信頼性実験とその要素研究に携わる。
↑Motor Fan illustrated Vol.20 三栄書房より引用
研究においては、本田技術研究所栃木研究所4輪開発センターAPR及び3G-22に出向中、実機の評価技術の習得とエンジンNVの要素研究に着手。
また、MAHLE在籍時は、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部内燃機関研究室において、ディーゼルエンジン向けの浮動ライナー法によるエンジンフリクションの評価技術に着手。
その成果物は、Honda R&D テクニカルレビュー、自動車技術会、SAEへ研究論文を発表し、「ピストンピン打音発生時の潤滑挙動可視化」やMAHLE時代、東京都市大学内燃機関研究室との共同研究「ディーゼル用スチールピストンの摩擦力と特性とスラップ振動の関係」などがある。
また、「内燃機関のピストン構造」で特許を出願。
しかし、順風満帆な日々は続かず、うつ病を患う事になり、これからの仕事の在り方について真剣に向き合う。
エンジニアからモータージャーナリストへの転身を日々望みつつ、YouTubeチャンネル「motormanonline cars」を立ち上げ、現在は、ブロガー鈴木氏が運営するLaBoon!!のチーフレポーターとして協業しつつ、車及びカー用品系の記事の執筆及び動画製作、カー用品の企画及び販売に携わっている。